Salesforce AppExchange で近日公開

官公庁チーム向けのアクセシブルな Salesforce カレンダー

Salesforce を使う行政機関は、検査、窓口予約、施設、現場職員の予定を毎日管理しています。こうしたページをアクセシブルにする連邦の期限は 2027 年 4 月に延びました。カレンダーに何が求められるのか、そして MultiDatePick がどう応えるのかを解説します。

公開日 2026 年 10 月 11 日 · MultiDatePick

2024 年 4 月、米国司法省は ADA Title II に基づき、州・地方自治体の Web サイトとアプリに明確な技術基準として WCAG 2.1 レベル AA を定めました。そして 2026 年 4 月、行政機関に対応期間をさらに 1 年与えました。この 1 年は、住民や職員が実際に操作する Salesforce 組織の部分を改善するための猶予期間です。その中でも、日程管理のカレンダーは優先度の高い項目です。

現在適用される期限

2026 年 4 月 20 日に公布された暫定最終規則により、2 つの対応期限がどちらも 1 年延長されました。基準そのものは変わっていません。

公的機関 対応期限 基準
人口 5 万人以上を対象 2027 年 4 月 26 日 WCAG 2.1 AA
人口 5 万人未満、および特別区政府 2028 年 4 月 26 日 WCAG 2.1 AA

見落としやすい点が 2 つあります。1 つ目は、今も多くの記事が 2026 年 4 月を期限として紹介していますが、これはもう古い情報です。2 つ目は、サービスをアクセシブルにする義務は止まっていないと司法省が明言していることです。期限は特定の技術基準の執行が始まる日であり、アクセシビリティが重要になる日ではありません。連邦機関はそもそもこの期限の対象外です。連邦機関には Section 508 が適用され、すでに WCAG 2.0 AA が求められています。その達成基準はすべて 2.1 AA にも含まれています。

行政機関の組織で日程管理が登場する場面

Salesforce 上の公共サービスには、ほぼ必ずカレンダーがあります。

検査

住宅所有者が建築検査や許可関連の検査の日を選びます。

窓口予約

住民が免許、給付、記録関係の来庁を予約します。

施設の貸し出し

家族連れがあずまや、野球場、コミュニティルームを予約します。

診療所

1 時間あたりの定員が決まったワクチン接種枠。

現場職員

検査官、ケースワーカー、投票所スタッフの 1 か月分のスケジュール。

休業日

祝日やメンテナンスで使えない会議室をブロック。

Salesforce がアクセシブルでも、カレンダーまでカバーされるわけではありません。サードパーティのコンポーネントは独自のマークアップを描画するため、そのアクセシビリティはベンダーの責任です。Experience Cloud 上の住民向けページは Title II、職員向けのページは Section 508 の対象で、どちらにもキーボードやスクリーンリーダーの利用者が最後まで操作できるカレンダーが必要です。VPAT が初めてなら、まず Salesforce の VPAT: 管理者が知っておくべきことをお読みください。

達成基準ごとに見る MultiDatePick の対応

MultiDatePick は最初から WCAG 2.1 AA に準拠するよう設計されています。住民や職員が実際に使うコンポーネントでは、次のような形になっています。

審査で確認される点 MultiDatePick の対応
本物のグリッドのセマンティクス ARIA グリッドパターン: grid、row、gridcell、columnheader を使い、すべての日付セルに aria-selected を設定
キーボードだけでの操作 矢印キーで日付間を移動し、Tab キーでカレンダー、状況のボタン、タイムグリッドの間を移動、Enter または Space で選択、Escape で閉じます。キーボードトラップはありません。
スクリーンリーダーの読み上げ すべての日付セル、時間枠、アイコンボタンにアクセシブルな名前があります。エラーや確認メッセージは role="alert" と role="status" で、フォーカスを移動させずに読み上げられます。
自動テスト Date、Date Time、Booking の各コンポーネントと 5 つのカレンダー表示すべてで axe-core の違反はゼロ
多言語対応 9 言語の翻訳を標準搭載: 英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ヒンディー語、ポルトガル語 (ブラジル)、中国語 (簡体字)
ドキュメント WCAG 2.1 A および AA、改正 Section 508、EN 301 549 を対象とした VPAT 2.5 レポートを公開

VPAT では 2 つの達成基準を Partially Supports としており、その理由を明確に記載しています。コントラスト: デフォルトの配色は 4.5:1 を満たしていますが、管理者が状況の色を自由に選べるため、ベンダーは自分が選んでいない色までは保証できません。リフロー: 幅 320 ピクセルでは、月のグリッドは縦に並び替わらず、7 列のまま幅が狭くなります。調達の審査担当者は、理由のない Supports が並ぶレポートより、部分的な対応を説明しているレポートを信頼します。

他の選択肢との比較

行政機関が Salesforce に日程管理カレンダーを導入する方法は、通常 4 つ検討されます。複数日付の選択とリソース予約、公開されたアクセシビリティ文書、組織の外に出ない住民データを、初日からすべて実現できるのはそのうち 1 つだけです。

標準の日付項目 外部の予約ツール 独自開発の LWC MultiDatePick
住民データが Salesforce 組織内にとどまる はい 通常はいいえ はい はい
複数の日付、時間枠、リソースを一度に 1 項目に 1 つの日付 はい 作った分だけ はい
競合と定員のチェック いいえ はい 作った分だけ はい
調達用のアクセシビリティ文書 Salesforce の文書でカバー ベンダーによる 自分で作成・テスト VPAT 2.5 を公開
フロー、レコードページ、Experience Cloud で動作 はい 埋め込みまたは外部リンク 作った分だけ すべてで動作
カレンダーが使えるまでの期間 すぐ 連携プロジェクトが必要 数か月 半日、コード不要

標準の日付項目はアクセシブルですが、保持できる日付は 1 つだけなので、予約には使えません。外部ツールなら予約はできますが、住民の氏名、住所、予約履歴が他社のシステムに保存されることになり、セキュリティ審査とアクセシビリティ審査がもう 1 回ずつ必要になります。独自開発ならデータは手元に残りますが、WCAG のテスト、VPAT、あらゆる修正を自分たちのチームがずっと抱えることになります。すべての行を満たすのは、この中で MultiDatePick だけです。

行政機関の調達を前提に設計

  • 100% Salesforce ネイティブ。外部サーバーなし、外向きのコールアウトなし、サブプロセッサーなし。住民データは、すでに設定済みの共有設定と項目レベルセキュリティのもとで組織内にとどまるため、新たにデータ処理者を承認する必要はありません。詳しくは信頼性とセキュリティをご覧ください。
  • Salesforce の AppExchange セキュリティレビューに合格。管理パッケージは、掲載前に Salesforce 自身の審査を通過しています。
  • 住民によるセルフサービス。Booking コンポーネントは Experience Cloud サイトで動作するため、住民は職員と同じアクセシブルなカレンダーで、検査の時間帯を選んだり施設を予約したりできます。
  • 保守すべきコードなし。セットアップウィザードが実際のコンポーネントのライブプレビューを見ながら設定を作成するので、少人数の IT チームが、準拠を維持し続けなければならない独自開発を抱え込む必要はありません。

2027 年 4 月までに準備すること

  1. 住民が操作するすべての日付選択を洗い出す。まず Experience Cloud のページ、次に職員向けの画面フロー (Screen Flow) です。それぞれが標準項目なのか、サードパーティや独自開発のコンポーネントなのかを記録します。
  2. すべてのサードパーティコンポーネントについて最新の VPAT を求める。レポートの日付と、実際にインストールするパッケージ版でテストされているかを確認します。
  3. 予約の流れをキーボードだけでテストする。日付を選び、時刻を選び、保存します。マウスなしで最後まで操作できないなら、キーボードやスクリーンリーダーを使う住民も同じです。

期限前に導入できる、アクセシブルな Salesforce カレンダー

ライブデモをキーボードで試すか、VPAT 2.5 適合性レポートの全文をお読みください。

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